ハーブボールセラピーの豆知識
ハーブボールセラピーとは
ハーブボールセラピーは
タイ古式マッサージの技術の一つです。ハーブボールはクライアントの体質に合わせたハーブを10~20種類ほどブレンドし、布で包みボール状にしたものです。このハーブボールを蒸して、温かくなったら体に直接あててトリートメントします。
日本では、
リラクゼーションマッサージやエステのサービスとして提供されています。
ハーブボールセラピーはこんな方にオススメ
タイでは、下記のような症状に効能があると考えられています。
器官系・・・胃弱/慢性胃炎/便秘/下痢/食欲不振/体力増強/老化防止/風邪の予防/高血圧/低血圧/貧血/血行障害/冷え性/生理不順/不妊症/ぜんそく/アレルギー
体の凝り、疲れや痛み・・・ 筋肉痛/腰痛/肩こり/眼精疲労/首や背中の凝り/リウマチ/膝の痛み/足のつり/足の疲れ凝り/疲れによる全身のだるさ
美容系・・・肥満防止/太りすぎ/お腹を引っ込める/腹部の贅肉をとる/ウエストラインを美しくする/足のむくみをとる/脚の線を美しくする/肌の新陳代謝促進/しわの減少
精神系・・・不眠症/ヒステリー/興奮を静める/イライラの解放
※日本では、民間療法として位置づけられています。
ハーブボールセラピーの歴史
タイマッサージの起源は、今から2500年前にさかのぼります。「タイ医学の父」として称えられている、ジバカ・クマール・バッチャ(Jivaka Kumar Bhaccha)というインドから来た医師がマッサージの手法をあみだしました。
彼はブッダと交流を持っていた人物で、マッサージだけでなくハーブ、ミネラルによる治療の知識も同時に伝えています。しかしながら、18世紀のビルマによるアユタヤ侵略でほとんどの貴重な本を破損。残った教書は1832年ラマ3世により、バンコク最大の寺院ワット・ポーにて石碑に刻まれました。
全長46メートル、高さ15メートルの巨大な仏像が横たわり、その中には60もの石碑と生命エネルギー「SEN」の道が描かれています。寺院の外には石像が群がり、
タイ古式マッサージのあらゆる技法を示しています。
近年の西洋医学の発展とともに、このマッサージは次第に影をひそめ、人々からは見向きもされない時代がありましたが、仏教と共に何世紀にも渡って発展を遂げてきました。
今日では、世界的に
東洋医学が見直され、タイ国内においても、「タイマッサージリバイバルプロジェクト」がおこり、マッサージは健康に非常に効果 的な方法として、西洋医学との両立が考えられるようになってきました。
ハーブボールセラピーの技術
タイ古式マッサージは、インドの「
アーユルヴェーダ」、中国の「
推拿(すいな)」、日本の「
指圧」と類似した技法体系を持っています。。
人体には72,000もの見えないエナジーラインがあると考えられており、これをセン(SEN)と呼んでいます。このエナジーラインのうちもっとも重要と思われる10本に、いわゆる「ツボ押し」と「
ストレッチ」行うのが特徴です。具体的には手掌圧迫と圧迫移動、
ヨガ技法を導入した筋肉の伸縮、背骨、骨盤、関節などの
ストレッチのことです。
このマッサージに薬草玉(ハーブボール)を使った技術のことを特に
ハーブボールセラピーと呼んでいます。
不調の根源は足にあるという考えから、マッサージは足から始まります。関節の付け根を押さえ、血の巡りを一瞬止めるなど、血液コントロールを行いながら、徐々に身体の上部へ向かって全身をほぐしていきます。
マッサージを行う部位は、「足」と「手」、特に足に集中しています。これは、重要なセン10本のうち、6本が足にあるからです。
関連メニュー
サービス・料金
80分~ 9,000円~等。
オプションとして取り入れる場合 2,000円~。
オイルトリートメントとセットでのメニューやオプションとして追加することができます。
温めたハーブボールの熱は、思った以上に体の奥深くまで温め、ハーブの成分が浸透していきます。ハーブの香りはブレンドの種類によって異なります。
使用したハーブボールを持ち帰るサービスやキープしてくれるお店もあります。