ネイルケア・ネイルアートの豆知識
ネイルケアとは
ネイルケアとは、健康的で美しい指先のためのトリートメントです。
手や爪には健康状態が現れます。ストレスや睡眠・栄養状態、内臓の不調などが爪に表れることがあります。ネイルアートをしない人でも、体調管理の一環として、普段から爪の状態に気を配るとよいでしょう。
ネイルケアの基本は爪の形を整えたり甘皮の処理ですが、多くの場合爪だけにとどまらず、
ハンドマッサージ(フットマッサージ)など手・指まで含めてトータルで美しく見えるためのケアとなります。
例えば水分・油分が不足すると皮膚も爪もガサガサと乾燥し、見た目の印象がよくありません。また健康的な爪の方がネイルアートも映え、長持ちします。
○男性もネイルケアを
ネイルケアはネイルアートと違って装飾を施す前の段階なので、男性でも営業職やサービス業など人に手元を見られる仕事をしている人にはおすすめのメニューです。
手入れされたみずみずしい手元は清潔感と活力を連想させますが、手や爪が汚れていると不健康で老けた、だらしのない印象を与えることになります。
○甘皮の処理について
甘皮は爪の生え際の保護膜で、水分や脂分の調整を行っています。
伸びすぎた甘皮は処理することで爪の形が良くなりますが、短くし過ぎると逆に爪を乾燥させることとなります。甘皮処理は自分でもできますが、プロに依頼すると間違いがないでしょう。また定期的な手入れによって伸びすぎも防げます。
ネイルアートとは
ネイルアートとは、ネイルにマニキュア、つけ爪、チップなどでアートを施すサービスです。アートのデザインは、シンプルなものから3Dまで様々で、カラーグラデーション、フレンチ、ラメ、シェル、
スパンコール、フラワーなどがあります。
代表的なネイルアートのメニューを紹介します。
○スカルプチュア
アクリル樹脂の人口爪を自爪の上に作り、自分に合わせたつけ爪(義爪)を作る方法です。通常のつけ爪と異なり、丈夫で自然なため、薄くて弱い爪や短い爪の補強ができ医療用にも使用されることがあります。
具体的な方法としては、アクリルのパウダー、リキッドにより、ベースの爪を作り、その上に ネイルアートを施します。ラメやストーンなどでアートを楽しめる他、自爪よりもマニキュアがはがれにくく取れずらいので細かいアートも可能です。
つけ爪のため、自爪が伸びてきたら根本が浮いてくるため見た目や強度を保つ為、また衛生的にも1~2週間おきのメンテナンスが非常に大切になります。取り外しには専用液でスカルプを溶かし削るため専門店で施術してもらった方がよいでしょう。取り外し用の専用液が酸のため、自爪が痛むのが欠点です。
○ジェルネイル
紫外線を当てることによって、硬化する性質のジェルを使って、自爪の補強や、つけ爪やスカルプチュアを作る施術全般のことです。スカルプチュアより、においや自爪への影響が少なく、ダメージを最小限に抑えることができます。
また、カラーが長持ちし、特有のクリアな色身と光沢が特徴です。アセトンなどの溶剤で溶けない一般的なハードジェルと、溶液(専用のリムーバー) でオフできるソークオフジェルがあります。
【ジェルネイルの種類】
・カルジェル(ソークオフジェル)
カルブロク・コスメティック社が生み出したもので、専用のリムーバーで落とすこと ができる素材です。週に1度のホームメンテナンス(トップコート)が必要で、1ヶ月ほどクリアな状態を キープできます。カラーも豊富で色々なアートを楽しむことができます。柔軟性があるため剥がれにくいですが、長さを出す事が難しく、徐々に黄ばみが生じます。
・バイオジェル(ソークオフジェル)
カルジェルと異なり、ホームメンテナンスが不要です。
また、バイオジェルよりも硬いため、強度や長さを出すことができ、ほとんど黄ばみ が出てきません。カルジェルよりもカラーが少なく、爪が弱くて伸ばせない方やすぐに折れてしまったり二枚爪の方やナチュラルネイルに向いています。
・ハードジェル
少し硬めでジェル特有の透明感が特徴です。爪の弱い方の補強に向いています。取り外しは専用液でスカルプを溶かし削る必要があります。
ネイルケア・ネイルアートはこのような方におススメ
・手先を美しく保ちたい方
・手が乾燥している方
・気分を変えてみたい方
・ブライダル前に など
関連メニュー
サービス・料金
◆ネイルケア
お店によってサービスは異なりますが、主に【ファイリンング・甘皮処理・バフィング(表面磨き)】で3,000円~が一般的です。ベーシックなネイルケアに加え、トリートメントやカラーリング、マッサージを組み合わせたコースを用意しているところもあります。
◆ネイルアート
スカルプチュア 1本 1,000円~
カルジェル(クリア) 10本 7,350円~
バイオジェル 10本 6,300円~
その他、フレンチなどのデザインはプラス料金になります。
「1本いくら」といった料金表示やデザイン1個につき価格が設定されているので、初心者にはわかりづらいかも知れません。初めてネイルケア・ネイルアートをする場合は、一通りのセットメニューがおススメです。希望を伝え、料金がトータルでいくら位かかるのかも事前に確認しておきましょう。ハンドとフットでは料金が異なる場合があります。