【土田 晶子】
笑壷ソサエティ主宰、認定心理士、セラピスト、自力整体ナビゲーター、日本健康太極拳師範、日本ホリスティック医学協会 会員、日本アドラー心理学会 会員、ドラッカー学会 会員、日本運動器疼痛学会 会員 など
―正しい靴の選び方― 塩之谷 香 医学博士
「幅広楽々」「伸びるから足に優しい」「とにかく軽い」「外反母趾対応」
・・・「良くない靴」である可能性が高い
*幅広の靴
足の幅の広い人でなければ合わない。また、幅広に作られていないことも。
幅広の基準=足の指の付け根まわりの広さに「つま先のゆとりが重要」
*軽い靴
軽くするため部品を省略。型崩れしやすいなど、耐久性に欠け、素材が薄く足の保護機能が劣っている。
ある程度の重量が立つ時の安定に必要。振り子の役割で歩行にも良い。
*伸びる靴
元々の靴の形が足に合っていないから伸びる必要がある。
伸びて足に合った瞬間から足を締め付けることに。足の形を悪くする方向にしか働かない。
*大きすぎる靴
かかとに指が入る靴は駄目。
*良い靴とは
足の形とサイズに適合。足が前すべりしないために紐などできちんと足の甲の部分が留められ中敷きの取り外し可能なもの。足にトラブルがある場合、その人に合った中敷きを作成して入れ替える。
*麻痺がある人の靴選び
ほとんどの場合、麻痺のある側のすべての筋肉が縮もうとする。関節を曲げる筋肉と伸ばす筋肉では曲げる筋肉の方が強い。手の指、手首、肘、股関節、膝、足首とも曲がったポジションをとりやすくなる。
足首は反らす筋肉よりも地面を踏みしめる方向の筋肉が強いため、つま先立ちのような形(尖足・せんそく)をとりやすくなる。つま先が引っ掛かり転倒するのを防止する下腿装具(足首を直角に保つ)を装着。
☆健側(病気のない側)を大切に☆
患側(病気で障害のある側)の足ばかりに目が行き、健側の足を大事にすることを忘れがち。
健側の足が疲れやすい、胼胝(たこ)ができやすい靴に注意。
歩くときに非常に重要な役割を果たす健側の足を大事にする意識が重要。