「リフレクソロジー」に関する豆知識を紹介します。
リフレクソロジーは、日本語で「反射学」という意味です。 身体全体の臓器や器官の「反射ゾーン」を刺激することにより血液やリンパの流れをスムーズにし、人間が本来持っている自然治癒力を高める民間療法です。 反射ゾーンは全身にありますが、第2の心臓といわれている足裏を刺激する事が、効果的だと考えられています。 足を刺激する点では、足つぼ(ツボ)や中国足心道と同じですが、リフレクソロジーや中国足心道は主に足裏の反射区を、足つぼ(ツボ)は、足のツボ(伝統的な経絡理論による)を刺激します。足裏にはツボはひとつしかなく、足の指から、甲、側面に多く存在します。 しかし、リフレクソロジーと足つぼ(ツボ)や中国足心道が混同され、同じ意味で使われている場合もあります。
足裏を刺激するセラピーの起源については様々な説があります。中国では「黄帝内経(こうていだいけい)」という中国医学最古の文献に記された"観趾法"と呼ばれる足の反射に基づいた治療法の記述が発見されており、エジプトでも足裏を刺激する壁画が発見されています。しかし、いずれも誰かが開発した証拠はなく、今から約5000年程前には、人類は直感的に足や手を揉む習慣が存在していたといわれています。 現代のリフレクソロジーは1500年代にヨーロッパで盛んになった"ゾーンセラピー"が起源だといわれています。このゾーンセラピーを確立したのは20世紀初頭のアメリカ人医師ウィリアム・フィッツジェラルド博士です。 博士は、まだ麻酔術が完全でない時代、手術中に患者が痛みをまぎらわせるために手のひらや足を押し付けていたことに注目し、「あるポイントを刺激すれば反射する部分の痛みが消えるのでは」と研究を始めました。そして頭から足の先まで、人間の身体を縦に10本のエネルギーラインに分け、そのゾーン上にある部分が反射し合うというリフレクソロジーの基礎となる理論を確立しました。 フィッツジェラルド博士のゾーンセラピーを発展させ、各ゾーンのより密接な部分を解明して独自の方式を考案したのがアメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム女史です。イングハム女史は、足には全身の反射ゾーンがあるということを発見し、足の裏に全身の器官や臓器を描いた足の地図(フットチャート)を作りました。これが近代リフレクソロジーの誕生だといわれています。
リフレクソロジーでは、サムウォークやフィンガーウォークと呼ばれる芋虫が這うような指使いで足裏を刺激します。 西洋で発展したリフレクソロジーは、ソフトに刺激します。 一方、東洋で発展した足つぼ(ツボ)は、指の関節や、器具を使いハードに刺激します。民族の「痛み」に対する耐性がこのような違いを生んだと考えられます。 また、ドイツ式と呼ばれるリフレクソロジーは、「ポドロジー(足学)」に基づいたフットケアで、マッサージと言うよりも巻き爪や角質ケアなど足のトラブルを解消することが目的です。
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