「漢方」に関する豆知識を紹介します。
漢方とは、中国伝統医学(中医学)が日本に伝わり、独自に発展を遂げた伝統医学です。 西洋医学では、さまざまな科学的な検査などを経て、病気の原因を特定し、それに対して治療が行われますが、漢方では、伝統的診断法によって、身体全体のバランスを整えることで不調を改善していくことが特徴です。 また、病気未満の方(未病)も治療の対象になることも特徴の一つです。 漢方には、漢方薬による治療のみでな く、鍼灸やあんま・マッサージ、食養生なども含まれます。 病気に対する診断の方法や治療法は、中国伝統医学(中医学)とほぼ同じと考えて良いでしょう。 明治以降日本では、西洋医学を学び、医師免許を取得しなければ医師と名乗ることが出来なくなったため、現在では純粋の漢方医は日本にはいません。 現在「漢方」の考え方は「漢方薬療法」や「漢方療法」に受け継がれています。 また、西洋医師の中でも、漢方や中国伝統医学(中医学)に注目している医師も増えており、漢方を見直す動きに繋がっています。
漢方は古代中国で発祥した中国伝統医学(中医学)が日本に伝わり、独自の進化を遂げた日本の伝統医学です。 日本には、朝鮮半島を通じて、あるいは遣隋使・遣唐使によって中国から伝えられたと考えられています。 982年には現存する日本最古の医書『医心方』が丹波康頼によって編纂され、13世紀頃には禅宗の僧が医学の担い手となったと考えられています。 日本で現在の漢方医学といわれるものが発展するのは16世紀になってからです。 『傷寒論(ショウカンロン)』という中国の処方集を中心にして江戸時代に発展しました。 明治以降は西洋医学を学び医師免許を取得しなければ医師と名乗ることが出来なくなったため、現在では純粋の漢方医は日本には存在しません。 1950年には日本東洋医学学会が発足し、1976年には漢方方剤のエキス剤が健康保険適用になったため、治療として、広く用いられるようになりました。 ストレス社会の現在、医学部で西洋医学を学んだ医師たちのあいだでも、漢方医学に関心や理解を示すようになっており、陰陽五行説など確固たる漢方理論に基づいて漢方医学を理解し始めている医師が増えてきています。 医療現場では統合医療と呼ばれ、西洋医学の考え方を、東洋医学の考え方で補完し治療に当たっています。
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