「アーユルヴェーダ」に関する豆知識を紹介します。
アーユルヴェーダはサンスクリット語でayus「生命・寿命」と veda「知識・科学」の意味からなる言葉で、インドの伝統医学です。 アーユルヴェーダは、個人の体質や気質に合わせて肉体と精神のバランスを整える事によって自然治癒力を引き出すことを目的にします。病気を治療するための西洋医学と比較し、健康増進のための医学と言えるでしょう。 日本では、法的にアーユルヴェーダを医療とは認めておりませんので、アーユルヴェーダの治療は行われていません。例外として医師資格をもった医師が、アーユルヴェーダに基づき診察している例はあります。 日本ではリラクゼーションマッサージとして、アーユルヴェーダの技法のひとつ、パンチャカルマと呼ばれる身体浄化法が、「アーユルヴェーダトリートメント」や「インディアンヘッドマッサージ」といった名称で提供されています。
アーユルヴェーダは、個人の体質や気質に合わせて肉体と精神のバランスを整える事によって自然治癒力を引き出すことを目的とします。自然治癒力の向上により、健康増進や美容に効果があると考えられています。 ※日本では、民間療法として位置づけられています。
アーユルヴェーダの起源ははっきりとは分かっておりません。現存する最古の書物としては6世紀頃にまとめられた「チャラカ・サンヒター」と呼ばれるサンスクリット語の書物です。この書物は全8巻120章からなる膨大なもので、一人の著者によって書かれたものではありません。執筆が始まったのは紀元前8世紀頃だといわれています。その頃、アーユルヴェーダは最盛期を向かえ、後に中国医学やギリシャ医学に影響を及ぼしたと考えられています。アーユルヴェーダの療法の一部は、漢方や仏教医学を通じて日本にも伝わり、古くから養生法として知られています。
アーユルヴェーダでは「トリ・ドーシャ理論」という理論に則り、心身の状況を把握し、ヨーガ瞑想法、パンチャカルマ(身体浄化法)、ハーブ(数種類から十数種類の薬草・ミネラルの混合調剤)の服用、生活習慣の改善により、心身のバランスを整え、自然治癒力を引き出そうとします。 パンチャカルマとは、5つの行為という意味で、その名の通り5つの治療法のことで、ヴィレチャナ(下剤療法)、バスティ(経直腸的投与法)、ナスヤ(経鼻法)、ヴァナマ(催吐法)、ラクタ・モクシャナ(瀉血法)のことを指します。日本やドイツ、アメリカなどでパンチャカルマが行われるときは、3日から1週間にわたって、医師の監督のもとで行われるのが一般的です。 一般的にサロンで提供されるアーユルヴェーダ・トリートメントは、アビヤンガ(オイルトリートメント)やスヴェダナ(スチーム発汗法)の技術を応用したトリートメントです。アビヤンガはトリートメント(マッサージ)に、ハーブ入りごま油を利用するのが特徴です。ハーブはクライアントの体質に合わせて調合します。 スヴェダナ(スチーム発汗法)はハーブを煎じた蒸気によって発汗を促進します。
アーユルヴェーダでは私たちの身体と心を動かすエネルギーをドーシャと呼びます。ドーシャは概念的なもので身体と心、そしてその周りにある環境や宇宙とも結ばれていると考えられています。 ドーシャはその性格により、ヴァータ、ピッタ、カパの3種類に分類されます。人の性格や体型、習慣やライフスタイルは、これらのドーシャの組み合わせにより決定されると考えられています。具体的には、ヴァータのドーシャが強い人は、痩せ型で俊敏性があり、仕事はてきぱきと片付け、新しいことを理解するのが早い。スタミナはそれほどなく疲れると動きが停滞し、便秘勝ちになると考えられている。 アーユルヴェーダでは、個人個人のドーシャの性格をつかみ、そのドーシャにあった施術をします。
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