梅雨の季節の養生法
梅雨時の神経痛、関節痛
今年は、寒さが長引きつかの間の五月晴れの後、すでに入梅をおもわせるようなお天気が続きますね。みなさまいかがお過ごしですか?
さて、この梅雨特有のじめじめした時期に神経痛、関節痛などでお困りの方はいらっしゃいませんか?今回は、これについて東洋医学の観点からお話ししたいと思います。
この時期に一番関係してくる「邪気」を「湿邪(しつじ)」といい、次のような特徴を持っています。
湿邪(しつじゃ)の特徴
(1)身体や手足が重だるい、頭が重い、鈍く重く痛む
(2)下半身に多くあらわれる。
例えば、膝や足が重い、膝や足首がむくむ
(3)症状の改善が遅い
(4)雨の日や湿度の多い日に症状が悪化する
このような特徴を持つ「湿邪」に犯されると次のような症状が現れます。
汗の出ない発熱、じっとりした汗をかく、頭が重くだるい、食欲が無くなる、お腹がつかえた感じがする、悪心嘔吐(気持ち悪くて吐きそう)むくむ(特に足)張ったような痛み、関節痛、しびれ、痛んだりしびれたりする箇所はいつも同じなどです。
湿邪(しつじ)への対応策
この「湿邪」に対しては
1.寒性(寒くて湿度の高い日に症状が悪化)のもの
身体の中に結露ができたことをイメージしてください。
この場合には、温め湿気を取り除きますね。そう、お灸が効果があります。
2.熱性(高温多湿の状態で症状が悪化)のもの
身体の中で湯気がこもったようなイメージです。
この場合には、喚起をよくして湿気を除去しますね。そう、皮膚呼吸で喚起をよくして利湿(排尿)させますね。
このように症状によって、取穴(使うつぼ)や施術の方法が違います。
さらに、この「湿邪」がさらに悪化すると「たんしつ痰湿」といい、痰を吐く、気管がゴロゴロと鳴る、ぐるぐるとしためまい、頑固な痺れ、さらには精神や意識の障害を引き起こします。脂肪腫ができやすい方はこの傾向があります。
心当たりのある方は是非ご相談ください。
*小満(しょうまん)とは、二十四節気のひとつで、ちょうど5月21日頃、 西日本で梅雨の走りが始まる頃とされています。
2006.5.20 養精鍼灸院