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施術法: オステオパシーの手法

直接法 (Direct Treatment)
関節の可動性の消失や減弱に対して、単純にずれた骨を動かない方向に戻してあげるもの。関節には車のハンドルのように遊びがあり、遊びの先の部分で動かす事が非常に大切となる。これを頭に入れておかないと、逆に組織を痛めてしまうことがある。
また、「バキッ・バキッ」「ボキッ・ボキッ」と音がする事があるため見た目に派手で、すばやく治療する事が出来る。但し、私の個人的な意見は軟部組織がきちんと開放されなければ、ただ音がするだけで、高い治療効果は望めないのでは?と思う部分がある。
間接法(誇張法) (Indirect Treatment)
制限のない方法、すなわちオステオパシーで言う機能障害の方向に動かしていく。
関節の遊びの中で、動きのある方向へほんの少しだけ極僅かの力で作用させる。だいたいの関節は3方向(側屈、回旋、屈曲・伸展)の動きからなっており、いちばん動きが少ないものの反対に作用させなければならない。
ストレイン&カウンターストレイン (SCS)
身体の深い筋肉・腱・靭帯又は筋膜上に存在する1センチメートル以下の圧痛点を指標としたテクニックで、受傷姿位に戻してあげる事で固有受容器からの異常興奮を90秒かけて元の状態に戻す。
圧痛点には飛び上がるような痛みを感じるが、可動点に持っていけばその痛みはウソのように消え、90秒後には何も無かったかのように感じるため、患者からの信頼を得ることに時間がかからない。
筋肉エネルギーテクニック (MET)
1958年フレッド・ミッチェルによって発表されたテクニックで、関節を特定の位置から決まった方向へ向けて患者に力を3~5秒間入れてもらい、術者はそれに抵抗する(等尺性収縮)。その後、患者に力を完全に抜いてもらい(この時に治療効果がある)、再び特定の位置までもっていく。これを3~5回繰り返す。
このテクニックは筋紡錘に働きかけ、患者の力と術者の力が拮抗するとき筋の固有受容器がリセットされる。
内臓マニュピレーション (Visceral Manipulation)
ジャン・ピエール・バラルD.O.MRO(F)やピエール・メルシェD.O.MRO(F)等によって確立された。オステオパスにとって不可欠なテクニックである。
内臓に関連する腱・靭帯・膜構造により制限が起こると、臓器の生理運動である可動力・自動力が低下し、代償作用として骨格にまで影響する。傾聴(検査)により問題となる臓器を特定し、自動力・可動力の回復のため内臓を刺激して活性化させる事を目的とする。
頭蓋仙骨治療 (CST)
サザーランドD.O.により発表された頭蓋オステオパシーが研究され、アプレジャーD.O.により体系化された10のステップを行うテクニック。
脳・脊髄を保護している脳脊髄液・脳硬膜が作る半密閉状態で起こる脳脊髄液の循環により、脳硬膜が緊張することで頭蓋が膨らんだり元に戻ったりする動きは硬膜を伝って仙骨でも同じ周期(リズム)を感じる事が出来る。これを活用してアプローチする。
身体の横に走っている線維(横隔膜や骨盤隔膜など)を全て開放させた後、頭蓋の開放を行う。
A.T.スティルテクニック (Still Technique)
オステオパシーの創始者A・T・スティルが使っていたとされるテクニックで、開放位置(間接法による開始位)の誇張に始まり、軸圧もしくは牽引を維持したまま、可動域から制限のある部位のほうへ動き、そして制限のあった部位を通過していく方法(直接法的リリース)で、テクニック自体の準備と実施は5秒から10秒程度の時間である。
促通姿位開放 (FPR)
スタンリー・シオワイツD.O.がカウンターストレインテクニックに満足できないところから開発されたもので、スティルテクニックと非常に酷似しているが、中間位で治療が行われるため、制限をタイプI・IIと定義する必要がない。促通力(圧縮と捻転あるいはどちらか)を加えて、維持し、ポジションへ持っていき、再び中間位へ戻す。
デニス・ダウリングD.O.によれば中間位を越えて(直接法的リリース)チャレンジを行う。この事からスティルテクニックと酷似しているといわれている。
体性感情解放 (SER)
ジョン・E・アプレジャーD.O.による頭蓋仙骨治療の延長としてのSERが日本ではポピュラーであるが、私が使うテクニックは内臓マニピュレーションの創始者であるバラルD.O.から教わったトラウマリリースである。これを使うとその人がどの時期にトラウマがあるか術者にすぐ解る。私の経験では脳の活動分布に関係したエリアに引かれて行くので(例えば感覚言語に関係していれば左側頭葉辺り)、「何才頃こんな感じの事があったんじゃありませんか?」と聞く。すると大抵思い当たる節があるとの返答をいただく。もう一つは臓器にも感情が溜まるため、同時に内臓にもアプローチすることが可能となる。
リンパテクニック (Lymph Technique)
リンパ系は人体の第2の循環系統であり、すべての体液を統合する重要な機能を持つ。もしリンパ系が機能を失えば、患者は毒性の代謝老廃物の滞留から全身に浮腫を来たし24時間以内に死亡すると言われる。CSTテクニックの部分で説明した脳脊髄液はクモ膜下腔から末梢神経と共に末梢神経鞘へ行きリンパ液としてリンパ管に吸収される。
重要なのはリンパ液が静脈へ合流する鎖骨下静脈角付近のリンパの排液や影響を受けやすい斜角筋に関連する第一・二肋骨や頚椎など胸郭入口の機能障害を取り除く事である。

ご来院に際して

ご予約
当院は予約制となっております。他のお客様のため、確実にご来院可能な日時でのご予約をお願いいたします。
お持ち物
・触診しやすい服装の着替え (パジャマ、薄めのジャージなど)
・タオル
以上のものをご持参ください。
ご来院
ご予約いただいた時間に始められるように少し早めにご来院いただき、お着替えをお済ませください。
診療時間
1回の診療は基本的に50分としていますが、お客様の都合により長くも短くもできます。
術者にお任せにされた場合短くなる場合がございます。しかし、それはお客様の心身の具合が良くなっている証拠です。
症状が深刻であるほど、施術を加える必要があるということをご理解願います。
診療回数
お客様の回復状態によって異なります。急性の場合は比較的早く回復しますが、慢性の場合は複数回を要します。
「何回ぐらいかかりますか?」という旨のご質問を受けますが、実際に身体に触らなければわかりません。一回で治ることもありますが、慢性的な方を一度で治すのは不可能であると当院は考えます。
症状の回復に比例して診療間隔を長くし、良くなったあとは日常生活での不良姿勢や仕事で変化したバランスを整え、メンテナンスとして月に一度程度の頻度で診療をお受けいただく。その様なお付き合いが理想であると考えております。(これは、成人病やガン・老化防止といった延命効果を目的とした方にも有効です。)
お客様のお時間、体力、金銭面のご負担を減らし、自然治癒力に委ねることを第一としております。
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お早めのご連絡をお願い致します。
(緊急の場合や当院の都合によりお断りする場合がありますことを、予めご了承ください。)